三宮風俗求人に応募した花屋の女性

三宮風俗求人に応募したことのある私は丁寧に花束の包装をする。
多分この花束はお見舞い用のものだなと思いながら、包装が楽に剥がせるてすぐに花瓶に花をさせるように、そして派手にならないように気を遣いながらリボンを選ぶ。
花束の包装が完成すると、品の良い初老のおねえさまにそれを渡して、代金を受け取る。
大抵年上のお客さまからは、特に女性のお客様から「どうして、そんなに綺麗で、その、スタイルもいいのにお花屋さんで働いてるの?女優さんでも大丈夫なくらい!私にちょうどいい息子がいるんだけどどうかしら?」なんて聞かれたりする。
私は決まって、「今はやっと持てたお店の仕事で忙しいので、申し訳ありませんが。それに好きな人もおりますので」と当たり障りがないようかえしてお茶を濁す。
すると、やはりほとんどのお客さまは残念そうに、「気が変わったら連絡して頂戴」といって、連絡先を書き残してお帰りになっていく。

私は今、長年の夢だった花屋の店長としてお店を経営している。
多分、花屋の経営者としては歳は若い方で29歳、もちろん独身、調子に乗ったことを言わせてもらえば、スリーサイズは90、59、92となかなかのナイスバディである。
顔もこれがまた自分でいうのもなんだが美人で、街で私より綺麗な人を捜すのは至難の業だと思う。
だからか、特に理由もないのに男性のお客さんが後を絶たず、お陰様で経営は安定している。
もともと、高校時代から芸能スカウトやそういった類のスカウトに嫌と言うほどあってきた。
「君なら芸能界のトップまで上り詰められるよ!!」
「芸能人になって俺の愛人になれば、一生楽させてやる!!」
「玉の輿がしたいと思うなら、今すぐ私と一緒に事務所に来て契約しなさい!!」
と言われたい放題で、教えてもないのに半ストーカーと化した芸能マネージャーに家までつけられて、私が玄関を開けた瞬間、無理矢理家に入り込んできて両親に「僕の人生がかかっています!」と叫びながら土下座されたりもした。
ただ、子供の頃からずっと花屋の店長に憧れていて、一年中花の良い香りに包まれて暮らすんだと決めていた私は別にそのどれも興味が持てなかったので、普通に断った。
まっ、類い希なる美人だと思ってもらって差し支えないだろう(笑)
時代が時代なら、間違いなくテレビで特集されるほどの美人すぎる花屋さんだ。
もちろんそんな取材、簡単に断るけど。

そんな類い希なる美人の私には人生でたった1つだけ秘密がある。
去年まで私は約1年間、三宮風俗の高級店で働いていた。